Xcode Simulator の容量を整理する:ランタイムとデバイスデータ
AskClean チーム · 更新日 2026-09-29
まずランタイムと各シミュレータの保存内容を確認し、不要な対象だけを Xcode または simctl で削除します。ランタイムは共有されますが、アプリやテストデータはデバイスごとに保存されます。必要な状態を退避してから作業し、CoreSimulator フォルダ全体は削除しないでください。

ランタイムとデバイスを分けて調べる
ランタイムは複数のデバイスが使う OS イメージです。各デバイスにはアプリ、書類、キャッシュ、テスト状態があります。xcrun simctl list devices で一覧を確認してください。下の読み取り専用スクリプトは一般的な開発用フォルダを測定し、シミュレータの状態を表示します。削除や管理者権限の要求は行いませんが、システム側のランタイム保存先をすべて測定するわけではありません。Xcode のコンポーネント一覧も確認し、実行前にスクリプトを読んでください。
メニュー名は英語表記を残しています。実際の表示は言語やバージョンによって異なる場合があります。
削除する範囲を確かめる
xcrun simctl delete unavailable は unavailable と表示されるすべてのデバイスとローカルデータを削除します。一覧全体を削除してよい場合だけ使用してください。利用できないデバイスにも必要なデータが残っていることがあります。対応する Xcode やランタイムで再びアクセスできる可能性があるため、必要な状態を取り出せない場合はデバイスを残します。
利用可能なデバイスは Xcode の管理画面で個別に削除できます。バージョンによっては Window > Devices and Simulators > Simulators を開きます。内容と設定の消去はデバイスを残し、削除はデバイスの登録ごと取り除きます。どちらも失われたデータをごみ箱から戻すことはできません。
ランタイムは Xcode から管理する
Xcode Settings > Components を開きます。以前のバージョンでは Platforms という名称の場合があります。テストやユーザーの問題の再現に必要な OS は残し、不要なものだけを削除してください。ランタイムの内部ファイル、~/Library/Developer/CoreSimulator 全体、用途が不明なキャッシュを手作業で削除しないでください。
容量と動作の両方を確認する
作業前のフォルダ使用量とディスクの空き容量を記録し、一種類ずつ整理して同じ方法で測り直します。スクリプトは du の使用量を読みやすい単位に変換するもので、実際に増えた空き容量を厳密に示すものではありません。ランタイムはコンポーネント一覧でも確認します。残したランタイムでデバイスを起動し、代表的なアプリやテストと必要な状態を確認してください。ランタイムを再インストールしても、削除済みデバイスのデータは戻りません。
Archives と dSYM は別に保管する
Archives にはリリースしたビルドやクラッシュ解析用の dSYM が含まれることがあり、再エクスポートや再署名にも必要です。サポート中のリリースに必要なものを残し、使えるバックアップを確認してから Organizer でローカルのコピーを整理します。今回の改訂では実際のデバイスやランタイムを削除しておらず、一定量の容量削減は保証していません。
削除前に確認すること
実際の保存先、用途、復元方法を確認してください。この表は自動削除の対象一覧ではなく、一定量の空き容量を保証するものでもありません。
| 対象 | 確認場所 | 削除の影響と保持条件 |
|---|---|---|
| 利用できないデバイス | xcrun simctl list devices | アプリとテスト状態が失われます。一覧全体に必要なデータがないか確認します。 |
| 利用可能なデバイス | Xcode > Devices and Simulators | 選択したデバイスのデータを削除します。必要な内容を先に退避します。 |
| ランタイム | Xcode Settings > Components | OS イメージを削除します。再インストールでデバイスデータは復元されません。 |
| CoreSimulator キャッシュ | ~/Library/Developer/CoreSimulator/Caches | 使用量を確認します。本ガイドでは手動削除の安全性を検証していません。 |
よくある質問
unavailable のデバイスは削除しても大丈夫ですか?
一覧全体を確認してから判断してください。コマンドは該当する全デバイスとデータを削除し、ごみ箱には移しません。ランタイムがないことは、データが不要である証拠にはなりません。
削除後も容量が大きいのはなぜですか?
インストール済みランタイムと利用可能なデバイスは残ります。それぞれを確認してください。DerivedData は別のビルド出力で、削除してもシミュレータのランタイムは消えません。
参考資料